子どもの足のトラブル「偏平足」とは?
子どもの足をじっくり見たことありますか?
近年、多くの子どもたちが足にトラブルを抱えています。幼児の約45%が正しく足のアーチが出来ていないという報告もあります。
この記事を読むことで、なぜ偏平足になるのか、またなる事での弊害、改善策がわかるようになります。
偏平足とは
足の裏には、土踏まずというアーチ構造があります。これは内側・外側・横と3つのアーチが存在し、これがある事で足の内側は地面と接していない状態を保っています。
偏平足とは、この「内側のアーチ構造」が破綻することで、足の裏がすべて地面についた状態になってしまいます。
土踏まずは、3~4歳頃から現れてきます。
それ以前の、赤ちゃんや歩き始めの子どもは、足が脂肪で覆われているため見た目では土踏まずがありません。成長に伴い、ハイハイ・立ち上がり・歩く・走るなどを経験し徐々に足裏の筋肉が発達し脂肪が減少することで、足の土踏まずが現れてきます。
偏平足になる事での問題点
足のアーチが正しく形成されていることで
歩く際に「地面からの衝撃を吸収」 バランスを保つために「足部の安定させる」という役割があります。
偏平足になることで、これらの機能低下が起こり
・地面からの衝撃吸収が出来ず、各関節の負担が増える
・バランス機能低下により、立ち姿勢のくずれ・歩行時に転びやすくなる
・足指の変形しやすくなる(外反母趾・内反小指など)
幼児期では、体重も軽く負荷の高い運動も少ないので、偏平足になることで痛みをともなった問題は多くはありませんが、小学生・中学生・高校と成長を重ねるごとに問題は増えてきます。
予防・改善策
幼児期の足のアーチは筋肉が発達し脂肪が減少することで現れてきます。
その為、足を発達させるために「たくさん遊び・たくさん歩く」環境を作ることが大切になります。
中でも丘や山道・坂道を「登る」ことで足の指先を働かせることで足の裏の筋肉が発達してきます。
ご自宅では、「くまさん歩き」 四つん這いで、膝を浮かし、お尻を高くした状態で進むことで足の指で地面を蹴ることが出来るため大変おすすめです!
また、外で遊ぶ・歩く際に重要なのが正しい「靴選び」です。
一度専門店などでお子様の足を測定してもらう事をおすすめします!