子どもが運動不足になる「3つの原因」
この記事では、子どもの運動不足の原因と運動不足になる事でカラダとココロへの影響を知り、実際に改善策をお伝えしていきます。
子供が運動不足になる事での問題
子どもの体力・運動能力が昭和60年以降低下傾向で続いており、結果として自分の思い通りにカラダをコントロールできない子どもが増えてきています。
具体的には、すぐ転んでしまう・スキップができないなどリズムよく体を動かす事が苦手だったり、自分自身のカラダを「操作する能力」の低下が指摘されています。
さらに肥満傾向の子どもが増加しており、将来的な生活習慣病のリスクも高くなることが心配されています。
また、このように体力の低下することで,ますます体を動かさなくなり,一層体力低下を招くといった悪循環に陥ることとなります。
運動不足を生む「3つの原因」
① 生活環境の変化
生活が便利になり、日常的に歩く・遊ぶ機会が減っていることが影響しています。
具体的には、幼児であれば登園はバスや自動車、電動自転車など交通手段の発達により歩く機会が大幅に減っています。
家の中でも、電化製品・システムの進歩によりリモコン・スマホひとつあれば大抵のことはできてしまうような生活になっており、自宅で遊べるゲームが普及し外に出なくても楽しめる様になってることが、ますます運動不足を招く原因となっています。
② 時間・空間・仲間の減少
外で身体を使って遊ぶ・運動することが減っているこの3つも大きく関わっています。
・時間
子ども達、特に小学生以降の放課後や休日の過ごし方を見ると、ゲーム機・PC・スマホなどを使って室内で過ごすこと時間が多くなっているというデータがあり、結果外で遊ぶ機会が減ってしまっています。
・空間
住宅が増え、交通機関が整備されることで、子ども達が日常的に自由に遊べる場所が減っています。
市営・県営の公共施設や民間の体操教室・スイミングスクール・スポーツ教室など運動施設は近年充実しています。
しかし、それと引き換えに広場や公園など子ども達が自由に遊べる場所は身近な場所からは減っています。
・仲間
一緒になって遊ぶ仲間も減少しています。
これは、少子化が進み兄弟姉妹の減っていることや学習塾や運動・スポーツなど習い事をすることで友達との時間が無くなり、結果外で遊ぶ機会が減っています。
学校や地域における指導者の課題
学校や幼稚園では、教員自身が遊びや運動体験の不足により、楽しく運動を指導できないケースも見られます。
地域のスポーツ指導者では、子どもの発達段階を無視し、技術的なことばかり教えたり、勝ちにこだわる指導ばかりで、子ども達が楽しくなくなり辞めてしまうこともあります。
このような「3つの原因」により子供たちが運動不足になってしまいます。
対策としては、親子で週末子供と公園に行き思う存分一緒に遊ぶことから始め、運動すること遊ぶことの楽しさを子ども達に伝えるところから始めてみて下さい!